弁護士の仕事・その13「予防する力」

弁護士の仕事

「何かあったらお願いしますね」
この言葉、弁護士にとって、実はとっても心配な言葉です。
何かある前に相談してほしい。。。(心のつぶやき)

医者にたとえると、「肺炎をこじらせたら来ますね」に聞こえます。
悪寒がした時点で来てほしい。。。(心のつぶやき)

トラブルが自分の手に負えなくなったとき、たしかに弁護士は本領を発揮して奮闘します。
知恵をふりしぼり、歯をくいしばって何とか苦難を乗り越えます。
このとき、弁護士は他にはないやりがいを実感します。

けれど、ちょっと待てよ、もっと早く関わることができていれば、こんなに労力も時間も費用もかからなかったんじゃないか。
そう思うこともよくあります。

そもそも弁護士はトラブルを解決するため「だけ」にいるのではありません。
人はそれぞれ自分の人生を思う存分生きたいはず。
経営者であれば、思う存分、本業で最高のパフォーマンスを発揮したいはず。
一個人であれば、思う存分、自分の人生に専念したいはず。
ところが、意図せずにトラブルに巻き込まれると、人はそこにネガティブな時間と労力を割かなければならなくなります。
時間は有限。人生は一度きり。そんなことに時間と労力を割くのはもったいない。

そこで役割を果たすのが弁護士をはじめとする法律家。
トラブルはこちらで引き受けるから、あなたは本業に専念してほしい。
トラブルの種がないかこちらでチェックするから、あなたは本業に専念してほしい。

そんな「お役立ち」が弁護士の務めです。
トラブルが起きないように予防することは、弁護士の務めです。
「何かあったらよろしくね」から、「いつもそばにいてね」と言われるようにならなければなりません。

このように、弁護士は(私は!)、トラブルを予防するために、予防法務の大切さを実感して頂けるよう、弁護士ならではの価値を創っていかなければならないんだ、というお話でした。
つづく(^^)

弁護士 波戸岡光太
その思い、前に進める法律家。
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